特別なことなんてない、贅沢な一日

暖かな木漏れ日のなか、ゆっくりと空を眺める。

冬とは言え流石に眩しいから顔は日の光から隠れておこう。

本のページをめくり時たま顔を上げる。

また、目で文字を追う。

日が傾きカップから伸びた影の向きが変わる。

特別なことなんて何もない、贅沢な日。