夕暮れを眺めていると、壮大に地球のことを考え、記憶の奥に眠る何かが蘇る。

夕暮れ時、わたしは再び海に出かける 。

少しずつ優しくなる日差し 。

まだ太陽の熱が残るアスファルト 。

やがて視界いっぱいに黄金色の空が広がる 。

宮古島にいると、地球はこういうもので、人間はこういうものと教わっているような気分になる 。

私は細胞のどこかに眠る野生の記憶を思い出す 。