東の果ての灯台には絶景が待っている

螺旋階段を登りながら、日頃の運動不足が悔やまれる。

登ることに集中していたはずなのに、思考は独り歩きしていく。

幾重にも重なる螺旋階段は生きることのようだ。

また同じことの繰り返しにため息を漏らす。

狭くなる視界、疲れた身体と脳みそに突然飛び込んでくる目の眩む鮮やかな光。